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絵本づくりを通じた新たなチャレンジ

教育地域科学部(※) 地域科学課程 3年

亀井夢乃 さん

亀井 夢乃さんは、2年生の英語の授業でケリー先生のストーリーテリングにチャレンジしたことをきっかけに「The Seven Colors」という英語の絵本を制作しました。絵本は表紙で読者を物語の世界へ誘い、さらに浸ってもらうような工夫が必要だと言われています。亀井さんは「自分のなかで思いついたこと、考えたことを丁寧に探りながら描写し、読者と心を通わせられるように、心の中で問いかけています」と制作の過程を話してくれました。

もともと水彩画を描きながら絵本を作る趣味はあったものの、英語で絵本を作るのは初めての試み。もっとも亀井さんが苦労したのは、日本語と英語のリズム感が違うことや、英語にはない表現をどのように訳したらよいかという問題です。そこでケリー先生に協力してもらいながら、主人公の気持ちやその背景などを英語で伝え、相談して進めました。

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「The Seven Colors」の表紙(左)と本文

ストーリーはある町の画家が突然、絵を描かなくなったことに町の住人が寂しく思い、その画家を町に連れ出します。これまで、見たことがなかったさまざまな景色や出会いを経験したことで、新たな絵が誕生していくというもの。このあらすじをケリー先生に見せると「もっと多くの人に読んでもらう機会を増やそう」とアドバイスがありました。

そこで附属小学校の6年生のクラスでストーリーテリングにチャレンジしました。亀井さんがページをめくるたびに「おおーっ」と歓声があがり、クラスはお話の世界へ。
文芸社の絵本大賞にも応募しましたが、入賞には至らなかったものの、これまでにない経験を通じて「創ることも、読み聞かせの楽しさも両方を実感した」と話し、新たな創作意欲が掻き立てられたようです。

※教育地域科学部は平成28年度に教育学部、国際地域学部に改組しましたが、平成27年以前に入学した学生は、現在も旧学部に所属しています。

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