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日本設備管理学会北信越支部研究発表大会において敢闘賞を受賞

知能システム工学専攻 前期課程1年

百瀬 周さん

我々の身の回りにはパソコンや携帯電話など便利な物が溢れ、仕事や日常生活 において欠かせないものとなっております。  人間の健康や暮らしをより豊かにするために、それらの機器の操作性、快適性、 利便性を追求し続け、ひとにとって、親密な存在に感じられるような新しい技術革新も必要とされます。  ヒューマンインタフェース(荒木?小越)研究室では、ひとにやさしい人間中心の工学システムに関する研究を進めています。

模倣学習時の脳波特性の研究

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ミラーニューロンシステム(MNS)とは、他者の行動を観察しているときにあたかも自分が行動しているかのように活動する脳の領野のことですが、ミラーニューロンシステムが活動するときに、脳波のμ波の成分が減衰する現象(μ波の抑制)が確認されています。  百瀬さんが所属する小越准教授らの研究グループでは、この模倣時に見られるμ波の抑制を検証したところ観察者は他者の行動をただ観察しているだけのときよりも、意図的に模倣イメージをしながら観察したときのほうがμ波の抑制が大きいことを検証しました。この研究成果は論文掲載になり、現在も検証が続けられています。百瀬さんがこのテーマに強い関心を持ち研究に取り組んだのは学部4年生の頃。研究メンバーの一員として、根気強く多くの実験と大量のデータ解析を続けてきた成果が、今回の受賞につながりました。百瀬さんは、「この受賞は研究グループの先生方や先輩方の研究実績や助言があってのことです。  今後はさらに多角的に検証を続け、今回の知見を活かしながら、学習ツール、ソーシャルトレーニング、スポーツやリハビリなどへの応用も進めていくなど、メンバー一丸で頑張っていきたい」としています。

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