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宇野重吉演劇祭2012に出演

医学部医学科

1年 津田武蔵さん、2年 徐元錫さん

医学部医学科1年の津田武蔵さんと医学科2年の徐元錫さんは、2012年12月に開催された「宇野重吉演劇祭」に出演しました。8月にオーディションで選ばれてから、大学の講義や部活動の合間に稽古を積み、本番を迎えました。本番前の緊張感あふれる通し稽古におじゃまし、お話を伺いました。

自分とは違う役柄を演じたことで新しい自分に/医学部医学科1年 津田武蔵さん

tsuda津田さんは、これまで演劇経験はまったくなく、初めての挑戦となりました。オーディションを受けたきっかけは、「俳優 宇野重吉」。宇野重吉さんは、福井県の出身で、生前福井県にたびたび公演に訪れていました。新聞で「宇野重吉演劇祭オーディション開催」の記事を目にした津田さんは、何かの縁を感じたといいます。オーディションに合格し、決まったのは主役! 幼少の頃から音楽教室やバレエ教室に通い、舞台にはなじみがあったという津田さんは、このチャンスに挑みます。大学に入学し、勉学の傍ら、硬式テニス部の活動や大学祭の準備、バレエから転向したダンスの発表会など多くの行事をこなしながらの稽古は大変だったそうですが、生来チャレンジ好きだという津田さんは、この機会を楽しんだようです。津田さんは、「新しい人とのつながりができた。別の人物を演じることで自分もいろいろ変わったように思います。あとから学生時代を振り返ったときに「あれはひとつの転機だった。」といえる経験なのではないかと思っています。」と話し、集大成となる翌日の本番に向けた思いを語っていました。リハーサルでも経験豊富な役者さんや演出家さんを前に熱演を見せていた津田さん。とても初めてのチャレンジとは思えませんでした。

やめようと思ってもやめられない!生の舞台の魅力/医学部医学科2年 徐元錫さん

sou徐さんは、医学部の演劇部部長を務めています。宇野重吉演劇祭のオーディションは、演劇祭の関係者から誘われてオーディションを受けました。中学校三年生のときに舞台を観て、その魅力に取り憑かれた徐さんは、高校で演劇部に入部。さまざまな役柄を演じてきました。しかし、大の稽古ギライという徐さんは、公演までの稽古の最中は、いつも「もうやめたい!これが終わったらやめてやる!」と思っているそう。 でもひとたび本番を向かえ、演じ終えたあとは、「やっぱりもうちょっと続けようかな。」と変わってしまっているそうです。それを繰り返し、大学に入学したときには、大学に演劇部がなく「これで演劇とも縁が切れるかな」と思っていたところ、新入生歓迎会でセンパイから「演劇部を立ち上げたいと思っていた!一緒にやろう!」と誘われ、演劇部の立ち上げに参加します。「やめようやめようと思っていても、結局やめられないのだから楽しいんでしょうね。」と話す徐さん。リハーサルでもイキイキと演技していました。「勉強の合間の息抜きになりますか?」と質問したところ「どっちもつらくてしんどい。両立は大変です。唯一大学から始めた部活の弓道が息抜きかもしれません。」と笑いながら話してくれました。

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