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この秋、博物館実習生が2つの展覧会に参画

教育地域科学部教授

宇野文男(博物館学)

教育地域科学部では博物館等の学芸員資格を取得するために「博物館実習」の授業があります。その一環で、受講生17名が2つの博物館の展示に関わっています。一つは福井市立郷土歴史博物館の秋季特別展「福井藩と江戸」(10月4日~11月9日)の小中学生向けの関連展示「江戸時代の旅とお江戸のくらし」、もう一つは福井市自然史博物館秋のミニ展示「足羽山のどんぐり展」(11月1日~30日)です。今までに福井県立歴史博物館学芸員とのコラボレーション展や、昨年の福井県立美術館でのナイトミュージアムのワークショップなどに関わってきましたが、今回新たな取り組みを展開しています。

福井市立郷土歴史博物館

教育地域科学部生涯学習コース4年 徳山五月

福井市立郷土歴史博物館では「福井藩と江戸」の秋季特別展の開催にともない、私たち博物館実習生14名は、関連展示「江戸時代の旅とお江戸のくらし」に関わり、5月から展示企画や旅の道中について考え、江戸のまちの描写や模型づくりなどその準備を追われてきました。

江戸時代の旅では、福井から江戸までの旅の流れに沿って名物?名所や、江戸時代の人達が旅に出るときにどんな持ち物を持っていったかなどの紹介があります。また旅の心得の四コママンガや福井から江戸までの旅の双六などもあり、子どもたちにも楽しんでもらえるようになっています。「豆本」という小冊子も配っており、より詳しく旅の様子がわかるようになっています。

お江戸のくらしでは江戸時代の庶民のくらしがよくわかるように、長屋の模型も展示されています。また、眼鏡絵も展示して実際に江戸時代の絵を見てみることができます。江戸時代の食文化や職業などを知ることもでき、江戸の町の賑わいをみんなで作るコーナーなどもあります。そして、毎週日曜日午後に開催してきた「実習生とあそぼう!」は、私たち実習生と双六をしたり、江戸時代の旅?くらしについてクイズなどをしたりして楽しめる企画となっています。

福井市自然史博物館

p2教育地域科学部生涯学習コース4年 田川亜紗美、硲 知晴、
地域環境コース4年 羽二生麻衣

足羽山にある福井市自然史博物館では、11月1日(土)から11月30日(日)までの期間、秋のミニ展示「足羽山のどんぐり展」が開かれています。これは私たちが、夏の同館での博物館実習を経て、その経験を活かすべく、企画の段階から携わったものです。どんぐりを使って作った私たちの作品が展示されています。また小学校低学年を対象とした木のプレートにどんぐりや木の実を飾りつけ、オリジナルドアプレートを作る「秋を楽しもう!!ドングリコロコロ☆どんぐりこうさく」は、2回目は15日(土)に行います。

秋の足羽山に訪れ、私たちの力作をぜひ見に来てください!!

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