留学先での
ウクライナ避難民支援

  • 国際地域学部 国際地域学科4年 水野 恵蔵さん

昨年9月末から留学していたポーランドで、ウクライナ避難民支援のボランティアに携わりました。
留学が決まった数ヶ月後に、ロシアがウクライナ侵攻を開始。ウクライナから多くの人がポーランドに避難していると知りました。自分にも何かできることがあるのではと指導教員に相談したところ、敦賀市の資料館「人道の港 敦賀ムゼウム」の紹介で、現地でウクライナ避難民支援を行う日本の方と知り合いに。この繋がりをきっかけに、食の支援を行う団体のボランティアスタッフに。言葉の壁はありましたが、表情やジェスチャーなどを通じ言葉を通わせたことで、ウクライナの人々に対する思いが強くなったそうです。
「太平洋戦争経験者の曾祖母が涙ながらに空襲の話をするのを何度も聞いたことがあり、ウクライナの人々の話を聞くとその時の思いがよみがえってきた。戦争の一番の犠牲者は民間人なのだと感じた」と思いを語ります。
現在、ウクライナ避難民の課題をテーマに卒業研究を進めているという水野さん。「自分の研究が少しでも避難民の方々の現状を改善するきっかけになれば。ポーランドで出会った避難民の方々と、平和になったウクライナでいつの日か再会したい」と話し、一日も早く平和が訪れることを願っています。