若い世代も参加する
集落を考える

  • 国際地域学部 国際地域学科3年 吉田 真菜さん

集落が抱える課題を把握し、解決に向け情報を収集する坂井市の「集落カルテ事業」。区長らを対象とした同事業の研修会で、若者代表として発表をしました。
吉田さんは坂井市春江町出身で、まちづくりを担う人材を育成する同市の「まちづくりカレッジ」に参加したことがきっかけで、市の職員から、多くの集落が抱える「若い人たちが集落の集まりに参加してくれない」という問題について一緒に考えて欲しいと声をかけられました。今回若者代表として一緒に発表した2人も地元の幼なじみ。地元に対する思いは誰にも負けません。
「現役の区長さんに集落の運営についてヒアリングをし、若い人が関わりたくない集落とはどういうものかを考え、反対に関わりたい集落はどういうものかをまとめ発表しました。集落の集まりに参加する必要性や若者にやってほしいことを明確にしてもらえれば自分のこととして捉えられるのではないか」と話し、地域のことを考える新たなきっかけとなったようです。将来は地元に残りたいという吉田さん。未来の地域の担い手としての力を着実に養っています。